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Biz.レポート
2026.06.12
【イベントレポ】DXの第一歩は、現場の課題を言葉にすること。
6月10日、「建設業・製造業向け 現場を変えるヒントに出会う DXミートアップ&座談会 in 岩国」が開催されました。
「DXってよく聞くけれど、自社で何から始めればいいのかわからない」
そんな悩みを持つ建設業・製造業の市内事業者が集まり、現場の課題や改善事例について学び、語り合う時間となりました。
今回のイベントは、株式会社広島銀行、株式会社広島ベンチャーキャピタル、岩国市が主催し、岩国商工会議所の後援のもと開催されました。

▲司会進行を務められたのは、広島銀行ソリューション営業部法人ソリューション室の世良拓斗さま
まず、岩国市商工振興課より、中小企業向け制度融資や人材確保・定着促進補助金、採用戦略セミナー、個別相談会など、市内事業者が活用できる支援施策について説明が行われました。
さらに、株式会社広島ベンチャーキャピタルからは、スタートアップ企業への投資や伴走支援の取り組みについて共有いただきました。

製造業の検品作業をAIで支援するシステム開発企業や、遠隔地から現場確認や操作ができるサービスを行う企業の事例も共有され、参加者は最新の技術活用の可能性に触れる機会となりました。
■ DXは“システム導入”ではなく“現場改善”
前半はスタートアップ企業によるピッチ発表。
まず登壇したのは、建設業向けの業務支援サービスを展開する株式会社クラフトバンク。

▲クラフトバンク(株) 執行役員COO 田久保彰太さま
日報や勤怠管理、写真整理、請求書管理など、建設現場で発生する煩雑な業務を一元管理する仕組みや導入事例が紹介されました。
続いて登壇した株式会社INDUSTRIAL-Xからは、
「DXはシステムを入れることではなく、事業変革そのもの」
という視点から、製造業の現場で実際に進められている改善事例やDX推進の考え方についてお話しいただきました。

▲(株)INDUSTRIAL-X 取締役CFO 米村雅孝さま
世界と比較した日本企業のDXの現状や、データ活用の重要性など、参加者にとって新たな気づきとなる内容が続きました。
■ 現場の悩みを持ち寄る座談会
今回のイベントの特徴は、後半に設けられた少人数での座談会。
登壇企業と参加者が直接対話できる形式で行われました。

「手書きの請求書はどうしたらいい?」
「部署ごとのデータ管理がバラバラで困っている」
「現場に新しい仕組みを導入すると反発が出る」
など、普段なかなか聞けない悩みや課題が次々と飛び出しました。

登壇企業からは、
「AIは達筆な人の文字でも学習によって読み取り精度を上げられる」
「トップが理念や数字を明確に示すことが大切」
「現場の不満や困りごとを直接聞くところから改善が始まる」
といった実践的なアドバイスも。
参加者同士でも意見交換が行われ、単なるセミナーではなく“現場の課題を共有する場”となっていました。
■ DXの第一歩は、課題を言葉にすること
今回のイベントを通して印象的だったのは、
最新のAIやデジタルツールそのものよりも、
「自社のどこに課題があるのか」
「何を改善したいのか」
を整理することの重要性でした。
DXという言葉に難しいイメージを持っていた参加者も、座談会を通じて自社の課題を言葉にすることで、次の一歩が少し見えてきた様子でした。
業務改善は、ツールの導入だけでなく、活用できる支援制度や外部パートナーを知ることも重要です。
今回のイベントは、その選択肢を広げる場にもなりました。
■ まとめ
人手不足や業務効率化など、多くの企業が共通して抱える課題。
その解決策は、必ずしも大きなシステム導入から始まるわけではありません。
まずは現場の課題を整理し、他社の事例を知り、誰かと話してみること。
今回のDXミートアップは、そんな「最初の一歩」を後押しする時間となりました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

次回イベントもお楽しみに♪