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Biz.レポート

2026.10.23

【イベントレポ】社長の人生を動かした一冊とは? 本から見えた、5人の素顔と仕事観!

10月16日、Class Biz.にて「ビブリオバトル~社長の本棚編~」を開催しました!

今回のバトラーは、東京から岩国に進出したIT企業5社の社長たち。

テーマは「人生を動かした一冊」。

起業のきっかけになった本、仕事への向き合い方を変えた本、子どもの頃に夢中になった本……。

社長たちがどんな本を選び、どんな言葉でその魅力を伝えるのか。

普段の会社説明会ではなかなか見られない、5人の社長の素顔をのぞくビブリオバトルのスタートです!

 

■ 前回チャンプ本の発表者、まさかの「積読」宣言!?

まずは、前回チャンプ本を紹介した谷光純弥さん(有限会社谷光測量事務所|取締役 、無料自習塾Class.comü|塾長)が登場!

1年間大切に保管してきたという、Class Biz.オリジナルのチャンピオンベルトを携えての凱旋です。

ところが、開口一番、

「趣味は積読です。毎週のように本を買うけど、読んではいません(笑)」

会場を和ませながら紹介してくれた一冊は、黒柳徹子さんの『窓ぎわのトットちゃん』。

誰もが知っている有名な本。でも、「実際に読んだことがある人?」という問いに上がる手は数名…

「知っているだけで、経験しないのはもったいない」

そんなメッセージを、谷光さんらしい軽妙なトークで届けていただきました。

さあ、ここからはいよいよ5人の社長による真剣勝負!

 

■ 5人の社長が選んだ、人生を動かした5冊

<バトラー紹介 ※発表順>

 

①『狼たちへの伝言』/落合信彦 著

磯 浩一郎さん(株式会社プラージュ)

「小屋の豚でいるな。狼になれ!」

「安全な小屋の中で生きる豚か。それとも、外の世界へ飛び出す狼か。」

そんな強烈なメッセージが、磯さんの人生を動かしました。

学生時代から起業を志し、会社員時代には周囲から引き留められながらも独立を決意。

目的を持ち、自分の意志で人生を切り開く。

挑戦を続ける経営者の原点が、この一冊にありました。

 

②『MSXプログラムコレクション ファンダムライブラリー』

中川原 政人さん(株式会社ルアーウェイ)

「8KBに詰まった、プログラミングの原点」

次に登場したのは、約40年前のプログラミングコード集!

まだパソコンが一般的ではなかった時代、家庭用テレビにつないだコンピューターに、本に載っているプログラムをひたすら打ち込んでいたそうです。

限られた容量の中に、ぎっしり詰め込まれたコード。

一文字でも間違えれば、思うように動かない。

それでも、何度も入力し、失敗し、修正する。

「書き方を真似することで、プログラミングを学んだ」

今でいうプログラミングの教材やAIのプロンプト集にも通じるような、先人たちの知恵が詰まった一冊。

現在のIT技術を支える人たちの原点をのぞくような、興味深いプレゼンでした。

 

③『千円札は拾うな。』/安田佳生 著

井手 浩太さん(株式会社ウイズ・ワン)

「1,000円、落ちていたら拾いますか?」

会場への意外な質問から始まったプレゼン。

この本が問いかけるのは、目先の利益にとらわれず、もっと大きな価値を見つける視点です。

井手さんが特に感銘を受けたのは、時間の使い方。

「お金は取り戻せても、時間は取り戻せない」

岩国への進出を決めた際、周囲からは「地方拠点は失敗する」との声も。

しかし井手さんは、東京の仕事を岩国に持ってくるという発想で、新しい可能性を切り開いてきました。

ちなみに、「帰り道に1,000円が落ちていたら?」という質問には、

「このあと飲んで酔っているので、気づかないと思います(笑)」

と、会場を笑わせる一幕も!

 

④『安心社会から信頼社会へ 日本型システムの行方』/山岸俊男 著

成田 翔一さん(レンジャーシステムズ株式会社)

「安心」と「信頼」、その違いを説明できますか?

「裏切ったら罰を受けるから、裏切らない」

それは本当に相手を信頼していると言えるのでしょうか?

成田さんが紹介したのは、社会の仕組みや人間関係を「安心」と「信頼」の違いから考える一冊。

身内の関係にとどまるのか、未知の相手との関係を築いていくのか。

ネットワークエンジニアとしての経験や、技術者であり続けたいという思いから会社を離れた経緯も交えながら、組織や人との向き合い方を問いかけました。

信頼とは何か。新しい世界へ踏み出すには何が必要か。

ビジネスだけでなく、日常の人間関係にも通じる深いテーマでした。

 

⑤『すみれの花の砂糖づけ』/江國香織 著

柳橋 まさやさん(株式会社GENELAB.)

「表現しようとすること自体が、違っていた」

ビジネス書が並ぶかと思いきや、登場したのは一冊の詩集。

中学3年生から高校1年生の頃、作詞作曲に取り組んでいた柳橋さんは、自分の感情をどう言葉にすればいいのか悩んでいたそうです。

そんなとき、偶然手にしたのがこの本。

日常の出来事や複雑な感情が、驚くほど短く、美しい言葉で紡がれていることに衝撃を受けました。

「かっこいい言葉で表現しようとしていた自分は、何か違っていたんだ」

この気づきは、歌詞や音楽、ジャケット制作など、さまざまな創作活動へ。

そして今、会社や組織をつくるうえでの自身の表現にもつながっていると語ります。

一冊の詩集が、少年時代から現在の経営者としての姿までつながっている。

そんな意外なストーリーが印象的でした。

 

■ 本を通して見えてきた、社長たちの素顔

5冊のジャンルは、ビジネス書から社会心理学、詩集、プログラミングコード集まで実にさまざま。

共通していたのは、本の内容を紹介するだけでなく、その一冊が自分の人生や仕事にどうつながっているかを語っていたこと。

「なぜ独立したのか?」

「なぜ岩国に進出したのか?」

「どんな価値観を大切にしているのか?」

一冊の本を入口に、社長たちのこれまでの歩みや、普段はなかなか聞けない本音が次々と飛び出しました。

 

■ 今回のチャンプ本は、まさかの詩集!

すべてのプレゼンが終了し、いよいよ投票タイム!

ビブリオバトルでは、発表を聞いた参加者全員が「一番読んでみたい!」と思った本に投票します。

そして今回、見事チャンプ本に選ばれたのは……

柳橋まさやさんの『すみれの花の砂糖づけ』!

前回チャンプ本を発表した谷光さんから、栄光のチャンピオンベルトが贈呈されました。

柳橋さんからは、

「自分にとって、選ばれるという経験は貴重。うれしいです」

との言葉も。

経営者のプレゼン対決で詩集がチャンプ本に!

本の知名度でも、ジャンルでもなく、「この人が紹介した本を読んでみたい!」という気持ちが勝敗を決める。

ビブリオバトルならではの面白さが詰まった結果となりました。

 

■ 本を知ると、人がもっと面白くなる。

本を知る。人を知る。そして、交わる。

本の紹介を通して、それぞれの社長の人柄がぐっと身近になりました。
そして、そこから交流が深まっていく…。
これぞ、ビブリオバトルの醍醐味!

次はどんな一冊と、どんな人に出会えるでしょうか?

ご登壇いただいた5名の皆さま、前回チャンピオンの谷光さん、そしてご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!

 

 

さて!次回イベントは、

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