今月の貸し出し図書は、こちらの５冊！

経済学の中でも重要な思考法とも言われる「ゲーム理論」。

ゲーム理論とは、「ゲームの理論と経済行動(1944年)」という本のなかで発表された理論のこと。
相手の行動を踏まえた上で、どう行動するべきか、複数人いる状況でそれぞれがどう行動したらベストな結果になるかなどの“世の中の意思決定”を論理的に考えたもの。
本書は、ネズミ視点になることで、人間の社会を客観視することができ、小話を通して思考法を学ぶことができる本でした。
「様々な人の視点」から考える意思決定を理由と、社会におけるゲーム理論思考の重要性に気づかされました。
専門用語など難しい言葉は一切なく、ストーリの中でいつの間にか本質を理解できた感覚があり、16歳という設定に納得。

ゲーム理論を勉強すると、価格競争でとるべき行動や、核保有などの国際的な駆け引きがなぜ起こるのかなど、様々な社会問題の状況が解析できます。
感情に流されず、理論で意思決定することの大切さを学べた一冊でした。